沖電気工業株式会社(東京都港区、社長:篠塚 勝正)は、交通システム、音響測位システムの開発・製造拠点である沼津地区において、2002年度下期で廃棄物のゼロエミッション(注1)を達成いたしました。沖電気では「エコ・プラン21(2001年度版)」において、「主要生産拠点は2004年度までに廃棄物のゼロエミッションを達成する」と目標設定しており、このたびの沼津地区達成で、計画より2年早く、全ての国内主要生産拠点ゼロエミッション達成に成功いたしました。
沼津地区は交通システムなど高度情報通信社会の基盤となるシステムの開発から製造までを担当しており、事務所や工場などから、紙、プラスチック、金属など多種多様な廃棄物が排出されます。このため、職場から排出される廃棄物を細かく調査し、廃棄物の再資源化用途と再資源化先開拓を行いました。最大の課題は、従業員がゴミを捨てるときの「分別の正確さ」です。そこで2002年度は「分別精度、99.5%以上」と目標設定し、全従業員に対する「分別ルール教育」徹底、定期的「分別精度チェック」を実施することにより、分別精度を上げていったことが、今回のゼロエミッション達成に繋がりました。
弊社の廃棄物削減活動は、1993年に初めて廃棄物削減目標を設定して以来、グループ全体で推進してまいりました。1996年からの第2次廃棄物削減計画で、それまで31%(各地区平均値)であった再資源化率を1999年には90%(各地区平均値)まで改善し、2000年からはゼロエミションへの取組みを始めました。この間の廃棄物削減効果として、2002年度の廃棄物処理費用は1996年度に比べ、45%、約1.7億円の削減が見込まれます。
今後は、従来の「有害物質の不使用」「CO2排出量の削減」という方針に、「環境問題を解決する商品、製造工程を生み出す」というより積極的な活動方針を加え、製造業の立場で環境技術を創造していく企業を目指します。
(注1)ゼロエミッション:沖電気グループでは、一般廃棄物及び産業廃棄物の再資源化率が99%以上と定義しています。
沼津地区廃棄物再資源化実績
| 項目 | 単位 | 99年度 | 00年度 | 01年度 | 02年度上期 | 02年度下期 (見込み) |
| 排出量 | トン | 249 | 263 | 231 | 90 | 73 |
| 中間処理減容量 | トン | 0 | 0 | 24 | 6 | 8 |
| 再資源化量 | トン | 175 | 188 | 175 | 79 | 65 |
| 埋立量 | トン | 74 | 75 | 32 | 5 | 0.02 |
| 再資源化率 | % | 70 | 71 | 85 | 94 | 99.8 |
沼津地区廃棄物発生抑制再資源化内容例
| 区分 | 廃棄物名称 | 再資源化用途 |
| 紙類 | コピー用紙類 | 再生紙 |
| カタログ、雑誌類 | トイレットペーパ |
| 段ボール | 段ボール |
| 廃プラ | チップ部品リール、ICトレイ、緩衝材 | 再使用 |
| ポリエチレン(袋、シート、緩衝材等) | ポリエチレン材料 |
| 発泡スチロール | スチロール材料 |
| ゴム類 | 道路舗装材 |
| ペットボトル | PET材料 |
| 金属 | 線材・廃材量等 | 金属材料 |
| ガラス | ガラス・陶磁器屑類 | 道路舗装材 |
| 廃油 | 廃油、廃溶剤 | 燃料 |
| その他 | 蛍光灯、乾電池 | 原料化 |
沖電気グループのゼロエミッション達成地区
| 地区・会社名 | 主な事業 | 達成年月 |
| 宮崎沖電気株式会社 | 半導体集積回路の製造 | 2001年7月 |
| 長野沖電気株式会社 | 電子機器設計・組立、製造受託 | 2001年10月 |
| 沖電気 本庄地区 | 情報端末・通信装置製造、製造受託 | 2002年1月 |
| 宮城沖電気株式会社 | 半導体集積回路の製造 | 2002年2月 |
| (株)沖データ 福島地区 | プリンタ、FAX、周辺機器の製造 | 2002年3月 |
| 沖電気 八王子地区 | 電子デバイス開発拠点 | 2002年6月 |
| 沖電気 富岡地区 | 情報端末装置製造 | 2002年9月 |
| 沖電気 高崎地区 | 情報処理装置開発拠点 | 2002年12月 |
| 沖電気 沼津地区 | 交通・音響測位システム開発・製造拠点 | 2003年3月 |
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