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2003年3月27日

沖電気工業株式会社
株式会社フジクラ

沖電気とフジクラ、光通信関連事業の提携強化
〜次世代ブロードバンドアクセス商品開発の新会社を共同で設立、
及び共同出資の光インタフェースモジュール会社の事業強化と再編〜

沖電気工業株式会社(取締役社長:篠塚 勝正、以下沖電気)と株式会社フジクラ(取締役社長:辻川 昭、以下フジクラ)は、このたび今後の市場拡大が期待される光通信関連事業分野において、提携関係を強化することに合意いたしました。
両社は、次世代ブロードバンドアクセスシステム分野における光アクセスシステムなどの商品開発を行う新会社「株式会社オー・エフ・ネットワークス(以下、オー・エフ・ネットワークス)」を本年4月1日に共同出資で設立し、新商品の開発スピードを加速させて市場競争力を強化します。
また同時に、両社の共同出資で2001年より事業展開を進めております「株式会社シグマ・リンクス」(以下 シグマ・リンクス)の経営主体をフジクラとすると共に、沖電気の光インタフェースモジュール事業をシグマ・リンクスに移管します。シグマ・リンクスは従来より開発、製造及び販売を行っていた超小型高速光トランシーバ(注1)に、光アクセス事業のコアコンポーネントでもある光インタフェースモジュール(注2)を加え、商品ラインアップの強化と事業の拡大を図ります。

今回の提携強化により、ブロードバンドアクセス商品はオー・エフ・ネットワークスへ、光インタフェースモジュールはシグマ・リンクスへそれぞれ開発資源を集中させ、沖電気、フジクラおよび共同出資会社2社での戦略的連携を強化します。それによって、光通信分野での新商品開発を加速し、沖電気、フジクラ両社は次世代ブロードバンドアクセス市場と光デバイス市場でそれぞれ両社が得意とする分野での事業拡大をめざします。

【新会社 オー・エフ・ネットワークスの設立経緯と今後の事業展開】

近年、インターネットをはじめとする多様なネットワークサービスの利用増大や、ブロードバンド対応ニーズの顕在化に伴い、広帯域で拡張性を持つアクセスネットワーク構築が通信事業者の大きな課題となっています。さらに、各通信事業者間の競争激化に伴い、通信コストの低減要求と新しいサービスへの迅速な対応が求められています。沖電気とフジクラは、通信事業者のブロードバンドサービスの早期実現と円滑な運用への貢献を目指して、両社の技術とリソースの統合をはかり、次世代ブロードバンドアクセスシステムの開発を加速するため、新会社オー・エフ・ネットワークスを沖電気51%、フジクラ49%の出資比率で設立することとしました。
オー・エフ・ネットワークスは、ギガビットPON(注3)やギガビットメディアコンバータ(注4)、VDSL(注5)、アクセスルータ(注6)等のブロードバンドアクセス システムを開発していきます。開発・設計は、沖電気及びフジクラ両社から光アクセス技術者を集結して行います。製造は、沖電気及びフジクラの関連製造会社およびEMS(注7)を活用します。販売は両社が持つ国内及び海外の販売網を活用します。

【シグマ・リンクスの事業強化と資本増強について】

シグマ・リンクスは、2001年4月1日に、沖電気とフジクラの共同出資により設立した会社で、テレコム、データコム市場向けの1Gbit/s以上の伝送速度を持つ超小型高速光トランシーバを開発・製造・販売しています。このたび沖電気の取り扱ってきた10Gbit/sトランスポンダ(注8)、SDH(注9)やWDM(注10)用の送受信モジュールおよび光アクセス用PONモジュール等の光インタフェースモジュール事業をシグマ・リンクスに移管し、商品ラインアップを拡大し、事業の強化を図ります。
開発・設計は、沖電気とフジクラ両社よりシグマ・リンクスに担当技術者を集結して行います。製造および販売は、今後フジクラが担当します。
なお、光インタフェースモジュールの沖電気からの事業移管に伴い、シグマ・リンクスは、4月末迄に増資を実施し、現在の両社50%ずつの出資比率をフジクラ51%、沖電気49%に変更することにより、フジクラに経営主体を移します。

【新会社概要】

会社名: 株式会社オー・エフ・ネットワークス
英文社名: OF Networks Co., Ltd.
本社: 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデン内
社長: 大濱 雅幸(おおはま まさゆき)
(現 沖電気工業株式会社 ネットワークシステムカンパニー メガキャリアビジネス本部 副本部長)
社員数: 51名
設立日: 2003年4月1日
資本金: 3億円(出資比率:沖電気工業株式会社 51%、株式会社フジクラ 49%)
事業内容: ブロードバンド通信関連製品の開発、製造、販売

【シグマ・リンクスについて】

社名: 株式会社シグマ・リンクス
英文社名: SIGMA-LINKS, Inc.
本社: 東京都八王子市東浅川町550番地の1
社長: 渡辺 興(わたなべ おこす)(現 株式会社フジクラ 理事光システム事業部長)
※現在は上杉 勝。4月1日より渡辺 興に交替。
社員数: 50名(2003年4月1日予定。現在は20名)
設立日: 2001年4月1日
営業開始: 2001年6月
資本金: 4.9億円(出資比率:株式会社フジクラ51%、沖電気工業株式会社49%)
※現在は3億円で、出資比率は両社50%ずつ。4月末迄に上記額へ増資予定。
業務内容: 小型高速光トランシーバ、光インタフェースモジュールの開発、製造、販売

【用語解説】

(注1)光トランシーバ
電気信号/光信号変換を行う送信部と光信号/電気信号変換を行う受信部とを有し、光ファイバケーブルを介して通信を行うための送受信一体型光伝送用機能モジュール。

(注2)光インタフェースモジュール
電気信号/光信号変換を行う送信部と光信号/電気信号変換を行う受信部に加えて、タイミング抽出機能、多重分離機能、符号変換機能など集積し、光ファイバケーブルを介して 通信を行うための光伝送用機能モジュール。

(注3)PON(Passive Optical Network)
FTTxのラスト・ワンマイル・ソリューションのひとつとして使用される伝送方式およびその装置。1本の光ファイバー・ケーブルをスター・カプラーなどで8〜32本に分岐し、スター型ネットワークを構築し、キャリア側設備や線路の効率的な運用を実現する。

(注4)メディアコンバータ
FTTxのラスト・ワンマイル・ソリューションのひとつとして使用される装置。ユーザ側と通信事業者側を光ファイバを使用して1:1で接続する。

(注5)VDSL(Very-high-speed Digital Subscriber Line)
電話用メタル回線にて高速通信を実現するxDSL技術のひとつで、ADSLと同様に非対称速度型であるが、伝送速度ははるかに高い。

(注6)アクセスルータ
IP通信において、ユーザ側のネットワークとキャリアのネットワーク(専用線など)を接続し、パケットの中継やフィルタリングを行う装置。

(注7)EMS(Electronics Manufacturing Service)
電子機器の受託生産を専門に行う企業。

(注8)10Gbit/sトランスポンダ
電気パラレル信号/光シリアル信号変換機能を有し、光ファイバケーブルを介して10Gbit/s通信を行うための送受信一体型光伝送用機能モジュール。

(注9)SDH(Synchronous Digital Hierarchy)
同期ディジタル多重伝送ハイアラーキーを規定する国際スタンダード。155Mbit/s、622Mbit/s、2.5Gbit/s、10Gbit/s、40Gbit/sが光通信用標準伝送速度として規定されている。

(注10)WDM(Wavelength Division Multiplexing)
光波長多重伝送方式。1本の光ファイバに対して波長の異なる複数の光信号を多重して伝送する方式。



本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

  沖電気工業株式会社 広報部 電話 03-3580-8950

  株式会社フジクラ 総務部広報室 瀧本
  電話 03-5606-1112
  Email:takimoto@fujikura.co.jp
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