沖電気工業株式会社(東京都港区、社長:篠塚 勝正)は、ATM(現金自動預け払い機)の開発拠点である高崎地区および製造拠点の富岡地区において、2002年度第3四半期に廃棄物のゼロエミッション(注1)を達成いたしました。また、2003年3月には沼津地区においても廃棄物のゼロエミッションを達成する見込みで、2002年度内に沖電気グループの主要な国内全製造拠点でゼロエミッション達成の予定です。
弊社では、環境への取組みを企業経営の重要テーマと位置付け、1993年より環境保護活動計画を策定し、積極的に展開してまいりました。2001年度策定の「エコ・プラン21(2001年度版)」では、廃棄物削減に関し「グループ会社や開発拠点を含む主要事業所で2004年度までに廃棄物のゼロエミッションを達成する」と目標設定し、沖電気グループ全体で推進してまいりました。このたび、ATMの開発・試作を担当する高崎地区と、部品製造を担当する富岡地区で同時にゼロエミッションを達成しました。
高崎地区は開発拠点であることから、紙屑の発生量が多くこの発生抑制と再資源化に取組んでまいりました。また、製品に係る廃棄物削減に注力し、製品や梱包の設計時点で環境影響度の事前評価を行うことを制度化し、部品点数の削減や製品の小型化・軽量化・簡易化を実現することにより、製品から発生する廃棄物量を削減してまいりました。たとえば、梱包に関して、従来は製品輸送時に装置を保護するため、木枠や大量の緩衝材を使用していましたが、装置内部の輸送金具を強化することにより木枠、緩衝材のない簡易梱包を実現しました。これらの対策により2002年度は 2001昨年度と比較して、梱包材削減量263トン、削減費用71百万円の予定です。
富岡地区は部品製造を担当することから、廃棄物は金属の切削屑や成形加工工程で発生する廃プラスチックが多く、これらの再資源化に取組んでまいりました。特に成形加工工程で発生する廃プラスチックに関しては、一般に行われているサーマルリサイクル(注2)でなく、より環境に優しいマテリアルリサイクル(注3)に取組みました。廃プラスチック材料に最適な成形加工方法を開発し、社内用部品保管箱や建設資材、側溝蓋などへのリサイクルを実現しました。
今後はゼロエミッションを継続するとともに、製品設計を通し、製品に係る廃棄物の削減と製品に含有される有害物質の削減に注力します。
(注1)ゼロエミッション:沖電気グループでは、一般廃棄物及び産業廃棄物の再資源化率が99%以上と定義しています。
(注2)サーマルリサイクル:廃棄物から熱エネルギーを回収すること
(注3)マテリアルリサイクル:廃棄物を製品の原材料として再利用すること
- 高崎・富岡地区における廃棄物発生抑制・再資源化のその他の主な取組み
| (1) | 富岡地区でゼロエミッション達成にあたり最後まで未解決であった「金属と接合された廃プラスチック」については、精錬所で廃プラスチック部を燃料に利用し、残った金属を回収することによりリサイクルを可能としました。 |
| (2) | 高崎地区で発生量の多い紙屑については、文書の電子化や設計図面の縮小化対策により発生量を抑制しました。 |
◆高崎地区概要
所在地:群馬県高崎市双葉町 3-1
設立:1958年
従業員数:1587名
事業内容:情報通信関連機器(ATM、プリンタ等)の設計、開発、試作
◆富岡地区概要
所在地:群馬県富岡市富岡 1256-1
設立:1960年
従業員数:480名
事業内容:情報通信関連機器(ATM等)の製造
◆高崎地区廃棄物再資源化実績
| |
99年度 |
00年度 |
01年度 |
02年度上期 (4〜9月) |
02年度第3四半期 (10〜12月) |
| 排出量(トン) |
680 |
724 |
711 |
321 |
121 |
| 中間処理減容量(トン) |
366 |
277 |
238 |
128 |
47 |
| 再資源化量(トン) |
277 |
427 |
451 |
187 |
73 |
| 埋立量(トン) |
37 |
20 |
22 |
6 |
0.75 |
| 再資源化率(%) |
88.2 |
95.5 |
95.3 |
96.9 |
99.0 |
◆富岡地区廃棄物再資源化実績
| |
99年度 |
00年度 |
01年度 |
02年度上期 (4〜9月) |
02年度第3四半期 (10〜12月) |
| 排出量(トン) |
2,549 |
2,488 |
2,074 |
753 |
343 |
| 中間処理減容量(トン) |
450 |
327 |
282 |
59 |
29 |
| 再資源化量(トン) |
2,026 |
2,087 |
1,749 |
693 |
313 |
| 埋立量(トン) |
73 |
74 |
43 |
1 |
1 |
| 再資源化率(%) |
96.5 |
96.6 |
97.6 |
99.9 |
99.7 |
◆高崎地区廃棄物発生抑制再資源化内容例
| 区分 | 廃棄物名称 | 発生抑制・再資源化例 |
| 紙屑 |
上質紙 |
再生紙 |
| コピー用紙 |
白板紙 |
| カタログ、本、雑誌等 |
白板紙、段ボール |
| 段ボール |
段ボール芯 |
| シュレッダー処理紙 |
トイレットペーパ |
| 紙カップ |
トイレットペーパ、段ボール |
| ブリッフパック |
固形燃料 |
| 廃プラ |
製品梱包材 |
「環境影響度事前評価制度」実施による発生抑制 |
| 廃プラ |
固形燃料、セメント原料 |
| 成形製品屑、ポリスチレントレイ |
建設資材(側溝蓋、角材) |
| 廃プラ梱包屑 |
固形燃料 |
| トナーカートリッジ類 |
リユース、高炉原料(廃プラ) |
| ビニール類 |
標識杭、ゴミ袋 |
| ペットボトル |
Tシャツ、ボールペン、カーペット |
| 金属屑 |
飲料用空缶(スチール) |
ビル建材、鉄筋、飲料用缶 |
| 飲料用空缶(アルミ) |
アルミサッシ、建材、飲料用缶 |
| ガラス屑 |
飲料用空瓶 |
ガラス瓶、道路舗装材、建築資材 |
| 廃棄設備類 |
パソコン類 |
カレット(CRT)、高炉原料(廃プラ) |
| その他廃棄設備 |
金属原料(鉄スクラップ)、貴金属回収、 セメント、コンクリート骨材 |
◆富岡地区再資源化内容例
| 区分 | 廃棄物名称 | 再資源化例 |
| 廃プラ |
発泡スチロール等 |
固形燃料(RDF) |
| 成形製品屑 |
建設資材(側溝の蓋、角材) |
| その他廃プラ |
セメント原料、路盤材 |
| 廃酸 |
無電解ニッケルメッキ廃液 |
リン、ニッケルの再資源化 |
| 金属類 |
鉄屑、非鉄金属屑 |
金属製品 |
| 廃油 |
切削油、脱脂液 |
再生油 |
- 沖電気グループのゼロエミッション達成地区
| 宮崎沖電気株式会社 |
2001年7月 |
| 長野沖電気株式会社 |
2001年10月 |
| 沖電気 本庄地区 |
2002年1月 |
| 宮城沖電気株式会社 |
2002年2月 |
| (株)沖データ 福島地区 |
2002年3月 |
| 沖電気 八王子地区 |
2002年6月 |
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部 電話:03-3580-8950
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
地球環境部
電話:03-3581-2691 / Email:oki-ecology@oki.com