沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、日本のコールセンタ市場でトップシェアを誇るCTIシステム「CTstageR 4i for .NET」の中国語バージョン(以下 「CTstage 4i 中国語版」)を開発し、2003年4月より中国市場に向けて販売を開始します。中小規模コールセンタ向けモデルと、100席以上の大規模向けモデルを品揃えし、ハード・ソフト一体型で提供します。なお、本製品の中国での製造、販売等は、弊社の中国現地法人である沖電気軟件技術(江蘇)有限公司(董事長:疋田定幸、本社:中国 江蘇省常州市)が担当します。
急速に経済が発展する中国ではここ数年、電信、金融、証券、電力などの大企業を中心に、PBXをベースにした大型コールセンタの導入が拡大しており、2003年には22億7480万元(約341億円)の市場規模になると予測されています(注1)。このような大企業に加え、中小の企業や、専門のコールセンタ部門のみならず営業部門においても、電話応対業務にコールセンタ機能を利用し、顧客サービスの向上と営業活動の効率化を実現したいとのニーズが高まり、CTIシステムの活用が注目されています。
さらに、中国のWTO加盟決定以降、日本企業の対中国投資も活発化し、中国での製造・販売体制を整える上で、迅速にコールセンタを立ち上げたい、また日本と同一システムを構築して連携させたいという日本企業のニーズも高まっています。
今回発売する「CTstage 4i 中国語版」は、CTIシステムの活用を検討する中国企業や、中国へ進出する日本企業向けに開発したものです。100席以下の中小規模コールセンタに最適なUnPBX(注2)モデルと、100席以上の大規模なIPコールセンタを実現するソフトスイッチ(注3)モデルの2種類を提供します。いずれのモデルもオペレータに均等に着信を配分する「ACD(注4)」機能、自動音声応答「IVR(注5)」機能、顧客や問合わせの種別によって最適なオペレータに着信させる「インテリジェント・ルーティング」機能など、従来のコールセンタでは外付けのハードウェアやPBXが必要であった各種機能を1台のWindowsサーバ上で実現します。Windowsベースのオープンシステムである本製品は、既存システムや各種CRM(注6)パッケージとの連携も容易に行うことができ、本格的なコールセンタシステムを短期間に低コストで構築できます。
プラットフォームには、日本で発売しているモデルと同様にマイクロソフトの「Microsoft.NET」(注7)を、ハードウェアにはIBMの高性能サーバ「IBMR
xSeriesTM 225」を、さらに回線制御用のボードにはインテル製のテレフォニーボードを採用し、マイクロソフト、IBM、インテルの各社とは製品提供とともに中国におけるマーケティング活動においてもそれぞれ協力し推進していく予定です。また、沖電気軟件技術(江蘇)有限公司が、中国での調達・製造、販売、システム・インテグレーション、サポートを行う他、新たに上海に営業拠点を設立し、積極的にビジネス展開していきます。
なお、本製品は、4月9日〜11日まで中国 北京International Convention Centerで開催される「Contact Center Management & CRM Solution China 2003」に出展します。
(http://www.ctiforum.com/expo/2003/ccm2003/ccmindex.htm)
【販売計画】
販売目標:3年間で200セット
現地拠点:沖電気軟件技術(江蘇)有限公司(中国 江蘇省常州市)
【標準価格】
システム価格例
UnPBXコールセンタ 10席:1,000万円〜
UnPBXコールセンタ 50席:3,000万円〜
ソフトスイッチコールセンタ 300席:1億5,000万円〜
【「CTstage 4i for .NET」について】
(シーティーステージ・ヨンアイ・フォー・ドットネット)
情報(コンピュータ)と通信(テレフォニー)を融合するCTI(Computer Telephony Integration)システムで、ユニファイド・メッセージをベースにナレッジワーカの生産性向上を実現する「オフィスコミュニケーション」、ソフトスイッチとUnPBXの二つのアーキテクチャでマルチチャネル・コンタクトセンタを実現する「カスタマ・コンタクトセンタ」、音声ポータル(注8)やIPセントレックス(注9)などを実現する「キャリア/プロバイダ付加価値サービス」という、3つのシステムモデルを提供しています。1996年の発売開始以来、累計販売数は3,000セット(2002年9月末現在)を超え、幅広い分野に導入・運用されております。
【「沖電気軟件技術(江蘇)有限公司」概要】
| 会社名: |
沖電気軟件技術(江蘇)有限公司 |
| 英文社名: |
OKI Software Technology Co., Ltd. |
| 所在地: |
中国江蘇省常州市軟件園 |
| 董事長: |
(代表者)疋田 定幸 |
| 総経理: |
(社長)馬 衛東 |
| 従業員数: |
51人(本日現在) |
| 設立: |
2001年12月28日 |
| 資本金: |
1億円 |
| 出資: |
沖電気工業株式会社100% |
| 事業内容: |
情報通信システムのソフトウェア設計・開発・生産・販売、及び情報通信システム機器販売 |
【ご参考(出典および用語解説)】
- 注1:中国のコールセンタ市場規模 (出典)
- 『The Chinese Call Center Industry Development Research Report 2002』(Frost & Sullivan(China)およびCTI Forumの共著)による。
- 注2:UnPBX(アンピービーエックス)
- コンピュータサーバに外線、内線ボードを実装して、PBXを使わずコンピュータ単体で、コールセンタおよびユニファイド・メッセージ機能を実現するシステム。
- 注3:ソフトスイッチ
- IPベースでテレフォニー制御を行うアーキテクチャ。サーバは通話を行う端末同士をスイッチングする(振り分ける)だけで、音声データはサーバを経由せず直接端末間を流れる。このためサーバに負荷がかからず効率的な制御を行うことができ大規模なシステムを構築することが可能。
- 注4:ACD(Automatic Call Distributor)
- オペレータに均等に着信を配分するコールセンタで使用される仕組み。
- 注5:IVR(Interactive Voice Response)
- 企業の電話窓口で、音声による自動応答を行うコンピュータシステム。発信者のダイヤル操作に合わせて、あらかじめ録音してある音声を発信者側に自動的に再生する。人間(オペレータ)を雇うよりも低コストで24時間受付が実現できる。
- 注6:CRM(Customer Relationship Management)
- 情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築き収益の向上を図る経営手法。顧客データベースを元に、商品の売買から保守サービス、問合せやクレーム対応など、個々の顧客とのやりとりを一元管理することにより実現する。顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、顧客を囲い込んで収益率の極大化を図ることを目的としている。
- 注7:Microsoft.NET(マイクロソフト・ドットネット)
- マイクロソフトが提唱しているインターネット戦略で、インターネットをベースとして、ソフトウェアが提供する機能や情報を相互に連動させ、「いつでも」、「どこでも」、「どんなデバイスからでも」必要な情報を取り出してサービスとして利用することができる環境の実現を目指したもの。
- 注8:音声ポータル
- 電話からインターネット上の情報を取り出すための玄関口となるサイト、音声認識技術を利用したインターネット検索サービス。
- 注9:IPセントレックス
- IPネットワークを使い、キャリア側から企業にPBX機能を提供するサービス。
- CTstageは、沖電気工業株式会社の日本、米国および中国における登録商標です。
- IBM、e-businessロゴ、xSeriesはIBM Corporationの商標です。
- Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部 電話:03-3580-8950
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
<日本サイド>
PC/WSインフォメーションセンタ 電話:0120-490-988
<中国サイド>
沖電気軟件技術(江蘇)有限公司
電話:(+86)0519-5122111 / Email:webadmin-ostj@oki.com
Webサイト:http://www.okijs.com/