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2003年2月7日

企業向けIP電話の導入を支援するアウトソーシングサービス開始
〜既存の電話システム買い取りまでを含め、充実したサービスメニューを用意〜

沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正)は、「IP電話普及推進センタ(IP Telephony Promotion Center、以下IPTPC)」の企業向けサービス商品として、既存の電話システムの運用を含めたアウトソーシングが可能な「沖トータル・ネットワーク・サービス」を、本日より販売開始します。システムのコンサル・設計・構築サービスに加え、新たに他社製品を含めた既存資産の買い取りや、運用・保守に至るまで最適なネットワーク維持に必要なサービスをトータルに実現します。本サービスを利用することにより、既存資産買い取りによる固定資産の削減や、お客様のTCO(注1)削減、さらにはIPネットワークへの音声・データの戦略的統合による経営効率の向上が可能となります。

多くの企業においては、従来、構内電話交換機(PBX)を導入し、自営の電話システムを構築・運用してきましたが、景気低迷により、通信コストの低減が可能なIP電話に対する関心が高まっています。このような中、IPネットワークインフラの普及とVoIP(注2)技術の進展により、通信事業者が提供するPBXサービスの「IPセントレックス(注3)」サービスが注目されてきました。システム導入の初期費用が不要で、内線電話サービスや運用管理を月々のサービス料だけで利用できるIPセントレックスサービスは、コスト低減メリットはありますが、通信事業者が保有する共通設備を使うため、企業の個別要求に柔軟に対応できないという問題があります。また、既存システムを活用した運用が困難であることや、企業内の情報漏洩を防ぐセキュリティ確保といった面でも課題があります。

今回販売開始する「沖トータル・ネットワーク・サービス」は、企業自営システムとIPセントレックスサービス双方の課題を解決するものです。最適なネットワークを維持するために必要なネットワークの現状分析、企画・設計、構築・施工、運用・保守のバリューチェーンを丸ごとアウトソーシングできます。特に、他社製品を含めた既存資産を買い取り、既存システムの機能継承や有効活用を図り、既存電話システムを廃棄せずに、戦略的アウトソーシングが可能となります。さらに、複数の電話システムの統合、基幹情報系システムとの統合も可能です。

弊社は、昨年4月に「IPTPC」を設立し、IP電話に関する様々なサービスをワンストップで提供しています。ビジネスコンサルからシステム設計、システム構築、保守・運用・アウトソーシング・検証・教育など多彩なサービスを揃えています。また、ビジネスコンサルティングサービス分野では5月にベリングポイント株式会社(社長:秋田 芳樹、本社:東京都千代田区、旧KPMGコンサルティング株式会社)と提携するなど、パートナー関係も強化してきました。「沖トータル・ネットワーク・サービス」は、本IPTPCのフレームワークのもと、企業向けにニーズの高いアウトソーシングを強化、再構築したサービスであり、今後もさらに顧客価値を高めるソリューションの拡充に努めていく予定です。

【販売計画】

販売開始時期:2月6日
販売目標:今後3年間で500億円

【沖トータル・ネットワーク・サービスの主なメニュー】

  1. ビジネスコンサル
    お客様の企業価値の分析、新しいビジネスモデルの再構築、新ビジネスモデルに最適なITインフラストラクチャの再構築をコンサルティングします。

  2. システムコンサル
    お客様の現状ならびに将来にわたる課題を分析し、最適な企業内IP電話システム構築のコンサルティングを提供します。

  3. システム設計
    お客様ごとに構築してきた個別の電話機能、運用性、ネットワーク形態に合わせて、最適な企業内IP電話のシステム設計(ネットワーク設計、回線・機器選定、セキュリティ確保)を実施します。

  4. システム構築
    機器調達、施工、相互接続および検証、NTTへの代理申請など構築に関わる作業を実施します。本システム構築は、既存の電話システムを継続利用することも可能です。

  5. 既存設備の買い取り
    既存資産を簿価にて買い取ります。本サービスにより、既存システムを含めたネットワーク機器全体を月額賃貸借料へ転換することが可能です。

  6. ワンストップアウトソーシング
    最適なネットワークを維持するために必要なネットワークの現状分析、企画・設計、構築・施工、運用・保守までをアウトソーシングサービスとして提供します。専門家によるプロフェッショナルサービスを受けることにより、運用コストを削減すると同時に、常に最適化されたネットワークを維持することが可能です。

  7. 基幹情報系システムとの統合サービス
    個別に対応した電話システムを、インターネットとの親和性の高いSIP(Session Initiation Protocol)(注4)に対応した大規模なソフトスイッチ「CTstageR 4i」(注5)にて統合します。将来的には、CRM(注6)、ERP(注7)、SCM(注8)といった基幹情報系アプリケーションとの連携を図り、拡張性の高いシステムを構築します。

「沖トータル・ネットワーク・サービス」に対して、ベリングポイント株式会社より賛同書をいただいております。

ベリングポイント株式会社は、『沖トータル・ネットワーク・サービス』の発表を歓迎いたします。ベリングポイントは昨年4月の沖電気工業株式会社の「IP電話普及推進センタ」設立に協賛し、IP電話導入に関わるコンサルティングサービスを提供してまいりました。今回のサービスの拡張は、企業ITのマネージメントを包括的に提供することで、TCO削減に貢献し、企業の競争力を高めるものと確信しております。
ベリングポイント株式会社
ヴァイスプレジデント 入江 仁之

【用語解説】

(注1)TCO(Total Cost of Ownership)
管理コストをも含めたコンピュータや、ネットワークにかかる経費の総計。単なるハードや周辺機器の購入費用だけでなく、その後の修理やソフトウェアのバージョンアップ、サポート要員の確保やトラブルの解決にかかった人件費など、管理維持していくために必要となるコストの総計。

(注2)VoIP(Voice over Internet Protocol)
インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークを使って音声データを送受信する技術。社内LANを使った内線電話や、インターネット電話などに応用されています。

(注3)IPセントレックス
IPネットワーク上においてIP電話機やVoIPソフトウェア搭載のパソコンなどを制御して従来型構内交換機(PBX)の機能を提供する装置をIP-PBX(Internet Protocol-Private Branch Exchange)とよびます。
それに対し、IPセントレックスとは、通信事業者などが、センタに設置した共同利用型の「IP-PBX」相当のシステムを用い、IP-VPN等のIP閉域網を介して、PBX機能を企業に提供するサービスです。企業の内線通話のほかに、050番号を使ってIP電話網を利用するユーザーとの通話や、東西NTTの加入電話への発信などが可能となります。

(注4)SIP(Session Initiation Protocol)
VoIPを応用したインターネット電話などで用いられる、通話制御プロトコルの一つ。1999年3月に発表された規格で、H.323、MGCPなどのプロトコルより後発のものです。各端末に割り当てられるアドレス形式が電子メールアドレスの形式に近く、拡張性に富み、アプリケーションへの対応が柔軟であるため、今後VoIPを含むマルチメディアコミュニケーションで主流のプロトコルになるものとして注目を集めています。

(注5)CTstage 4i
CTstage4iは、Microsoft.NETをベースにした最新のCTI&IPコミュニケーションシステムです。VoIPプロトコルとしては、インターネットとの親和性の高いSIP(Session Initiation Protocol)をサポートし、CTstage 4i単体でIPネットワークと通信ネットワークを完全に統合します。IP-PBXとユニファイド・メッセージ機能をベースにナレッジワーカの生産性向上を実現する「オフィスコミュニケーションシステム」、UnPBXとソフトスイッチアーキテクチャにより小規模から大規模まで、あらゆる規模のマルチチャネル・コンタクトセンタを実現する「カスタマコンタクトセンタ」、音声ポータルやIPセントレックスなどを実現する「キャリア/プロバイダ付加価値サービス」という3つのソリューションを提供します。

(注6)CRM(Customer Relationship Management)
情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと。詳細な顧客データベースを元に、商品の売買から保守サービス、問い合わせやクレームへの対応など、個々の顧客とのすべてのやり取りを一貫して管理することにより実現します。顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、顧客を常連客として囲い込んで収益率の極大化をはかることを目的としています。

(注7)ERP(Enterprise Resource Planning)
企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念のこと。基幹業務システム。

(注8)SCM(Supply Chain Management)
企業活動の管理手法の一つ。取引先との間の受発注、資材の調達から在庫管理、製品の配送まで、いわば事業活動の川上から川下までをコンピュータを使って総合的に管理することで余分な在庫などを削減し、コストを引き下げる効果があるとされています。


  • CTstageは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

   広報部 電話:03-3580-8950

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

   IP電話普及推進センタ
   電話:03-5445-6326 / Email:iptpc-help@oki.com

各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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