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2002年7月1日

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
株式会社エヌ・ティ・ティ エックス
富士ゼロックス株式会社
株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン
アイパス・インク
東武鉄道株式会社
相模鉄道株式会社
凸版印刷株式会社
株式会社イリンクス
株式会社日立製作所
NECカスタマックス株式会社
沖電気工業株式会社
コンパックコンピュータ株式会社
日本ベリサイン株式会社
コミル・リミテッド
株式会社タカラ
神鋼商事株式会社
マイクロチューン・インク

無線LANインターネットアクセスのサービス提供について

〜国際ローミングによるISPフリーと「ネオモバイルサービス」〜


株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下 NTT-ME)*1は、この度、株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(以下 NTT-X)*2、富士ゼロックス株式会社(以下 富士ゼロックス)*3、株式会社 エーエム・ピーエム・ジャパン(以下 am/pmジャパン)*4、アイパス・インク(以下iPass)*5、東武鉄道株式会社(以下 東武鉄道)*6、相模鉄道株式会社(以下 相模鉄道)*7、凸版印刷株式会社(以下 凸版印刷)*8、株式会社イリンクス(以下 イリンクス)*9、株式会社 日立製作所(以下 日立)*10、NECカスタマックス株式会社(以下 NECカスタマックス)*11、沖電気工業株式会社(以下 沖電気)*12、コンパックコンピュータ株式会社(以下 コンパック)*13、日本ベリサイン株式会社(以下 日本ベリサイン) *14、コミル・リミテッド(以下 Commil)*15、株式会社タカラ(以下 タカラ)*16、神鋼商事株式会社(以下 神鋼商事)*17、マイクロチューン・インク(以下 Microtune)*18と共同で、利用ISPを限定しない無線LANインターネットアクセスサービスの提供を開始します。
NTT-MEは、各社と連携して、平成14年7月初旬より、首都圏の駅やコンビニエンスストアにおいて、同サービスの技術検証を行います。引き続き、平成14年8月〜10月の間、モニタを募集して、駅・店舗ポータルサービスやキオスクコンテンツの配信、VoIP等を含む「ネオモバイルサービス」を試験的に提供するトライアルサービスを行い、利用実態を調査します。
トライアルサービスの分析評価を経て、平成14年11月を目途に本格商用サービスに移行する計画です。
NTT-MEは、トライアルサービス期間以降、利用が見込まれる学生等やビジネスユーザのほか、カフェ・ファーストフードチェーン、流通チェーン、ホテル・オフィステナント、鉄道各社などのアクセスポイントオーナやローミング対象ISP向けに、サービスの利用を呼びかけていきます。


1.背景とねらい

今年、ブロードバンド人口が1千万人を超えるといわれています。それに伴い、これまでの固定電話サービスや携帯電話サービスに代表されるナローバンドインフラ上で展開されてきたサービスは、IP電話サービスに取って代わられようとしています。ブロードバンドインフラ上では既に、従来の固定電話に対してIP電話サービスが出現しつつあります。また、モバイル通信の分野も高速無線LANの出現により、新型端末の出現とあいまってブロードバンド化に向かって大きく変化し、今後一大市場を形成するものと予測されます。このような背景のもと、私たちはモバイルブロードバンドをより安く(定額で)、多くの方に利用していただくために、インターネットのオープンなインフラを利用した無線LANインターネットアクセスサービスに着手するものです。
NTT-MEをはじめとした各社は、無線LANアクセスサービス事業の成功に向けて、次の3つのポイントをカバーして、無線LANインターネットアクセスサービス事業の成功を目指します。
  1. ISPへの無線LANサービスのプラットフォーム提供:
    アクセスポイントに加え、コンテンツ・地域ポータルサイト・端末・サービス(含VoIP)・ネットワークまで、サービスを形成するすべての要素を揃えます。各要素の提供者が積極的に事業に参加でき、利益を享受できる、「オープン型」無線LANプラットフォームを形成し、国際ローミングを通じて世界中のISPへ提供していきます。

  2. アクセスポイントの「自然増殖」:
    従来の無線LANサービスのプロバイダ統合型ビジネスモデルと異なり、国際標準ローミングを取り入れて、世界中の全てのISPユーザが利用可能なインフラの提供を目指します。ユーザ母集団が大きいため、アクセスポイントオーナへ利用料金の一部をペイバックする新しいビジネスモデルが成立します。これにより、ネットワーク事業者が自ら設備を拡大するのではなく、アクセスポイントが自然増殖するモデルが可能となります。

  3. 人々の生活動線上に拠点を配備:
    人の生活動線上のポイントである、自宅や店・駅、オフィス(学校)のいずれにおいても、使い勝手や機能を等しく提供して、身近で便利なモバイルアクセス環境を実現します。


2.無線LANインターネットアクセスサービスの特長

  1. ISPフリーと国際標準ローミング:
    利用可能なISPを限定しません。WECAのWISPrのガイドラインに準拠した国際標準ローミング*19により、国内外のISPユーザに対してのサービス提供を予定しています。ISPを限定しないため、より多くのユーザを獲得できます。このため、無線アクセスポイント設備を拠点オーナーに保有していただき、サービス料金の一部をオーナーへペイバックするという新しいビジネスモデルを創出します。

  2. 「ネオモバイルサービス」と「オフィススポット」:
    モバイルサービスの発展の鍵は自宅、通勤(通学)先を含む生活動線上の拠点をカバーすることにあります。私たちはオフィス(学校)、自宅という日常のアクセス環境と外出先とのモバイル環境を融合することに着目しました。オフィス・自宅での「無線LAN環境をそのままに外に持ち出す」ためには、携帯=電話、PC=ブロードバンドアクセス、という "異種"サービスの融合が必要です。ノートPC・PDAと携帯電話の融合端末が開発される一方で、これからはモバイルブロードバンド(無線LAN)と音声系(VoIP)のサービス融合が進むものと考えられます。この端末融合・サービス融合による「ネオモバイルサービス」を見据えて、私たちは「無線ブロードバンド+PDA+VoIP」による新しいスタイルのモバイル通信を提案します。将来のネオモバイルサービスでは端末を外に持ち出すことで外出先が仮想的なオフィスや自宅の環境となります。「オフィススポット」ではVoIPだけでなく、VPNによるファイルダウンロード、ドキュメントのプリントアウトなど、トータルな仮想オフィス環境の実現を目指します。

  3. PDAにフォーカスした駅・店舗ポータルとキオスクコンテンツ:
    ネオモバイルサービスのトピックとして、駅やコンビニエンスストア毎に、地図、時刻表、周辺の店舗情報、クーポンなど、求められる地域情報を的確に表示できる駅・店舗ポータルサイトと、新聞・雑誌などのキオスク型コンテンツを提供します。ノートPCによる無線LANアクセスに加え、端末として駅やコンビニエンスストアなどの滞留時間の短い利用エリアには「PDA端末」にフォーカスし、より身近で便利なポータル・コンテンツサービスを目指します。


3.ユーザセグメント(特徴的な利用イメージ)

  1. 第1フェーズ:ビジネスマン 〜PDAによる駅での新聞記事のダウンロード〜
    PDAは、PIM*20や業務用マシンとして、確実にビジネスマンに浸透していきます。朝の通勤時に駅売りの新聞を買うのと同様にPDAに新聞コンテンツを瞬時にダウンロードするサービスも提供します。一度コンテンツをダウンロードすれば、無線による電車内でのネットワークアクセスは発生しません。混雑した電車の中でも小さなPDAを使って容易に新聞記事を読めるようになります。新聞・雑誌といったキオスクコンテンツに加えて、駅・コンビニエンスストアではロケーションに合致した「街」情報をポータルとして提供します。時刻表、地図に加えて、クーポンを含むお店の情報もその場でPDAに取り込めます。また、オフィスのVoIPと連動して、外出先では、PDAによる無線(定額)VoIPも利用可能です。

  2. 第2フェーズ:一般コンシューマ 〜家庭でのモバイル環境を外へ…〜
    携帯電話の普及のドライビングフォースが女子中高生の利用であったように、無線LANアクセスの普及は、パワーモバイラーだけではなく、ハイティーンのような一般コンシューマによる利用が不可欠です。PDAにはVoIP機能が標準的に搭載されるようになり、定額無線VoIPサービスと携帯電話サービスが一体となって、ユーザーに違和感なくご利用いただける時代が来るでしょう。コンビニエンスストアや駅といった人が多く立ち寄る場所での利用はもちろん、学校や自宅の無線LAN環境との融合、さらに小型で安価な端末の登場により、定額無線VoIPは、将来一般コンシューマの中で着実に受け入れられるものと期待しています。


4.各社の役割

●NTT-ME:
ネットワークの提供のほか、ISP間ローミング、「ネオモバイルサービス」等各種ネットワークサービスを提供します。国内における全てのサービスは、NTT-MEのプラットフォーム上で提供されるため、VoIP、駅・店舗ごとのポータル、キオスクコンテンツのダウンロードなど、ユーザの利用ISPを選ばず、一貫したサービス提供が可能となります。

●NTT-X:
無線LANインターネットアクセスサービスのポータルサイトを提供します。具体的には、日本有数のポータルサイト「goo」*21http://www.goo.ne.jp/)を、各アクセスポイント毎、アクセスポイントオーナ毎に提供します。

●富士ゼロックス:
お客様のオフィスを中心に無線LAN化や、VoIP化を提案し、外出先でもオフィスと同様に活用できる場となる「オフィススポット」と併せてシームレスなビジネス環境の提供を目指します。

●am/pmジャパン:
首都圏の生活者のあんぜん・あんしんを支え、都市生活のライフライン機能を果たす「セーフティネット」でありたいという想いから、今回参加しました。この「セーフティネット」構想に不可欠なコミュニティ機能のひとつとして、無線LANによる地域情報発信拠点の提供をする予定です。またVoIPを含む「ネオモバイルサービス」の利用拠点としての役割や、将来的にはオリジナルコンテンツの提供なども検討していきたいと考えています。

●iPass:
世界中のISPユーザが本サービスのアクセスポイントを安心して利用していただけるように、スマートクライアントを使用したセキュアで使い易い国際ローミングサービスを提供します。

●東武鉄道:
トライアルサービス期間中、東武伊勢崎線 浅草・新越谷、東武東上線 池袋の各駅でアクセスポイントを提供します。駅のポータルページでは時刻表など駅・沿線情報に加え、新聞雑誌などのキオスクコンテンツを中心に駅、沿線の方への利便性を考慮したサービスを提供します。

●相模鉄道:
トライアルサービス期間中、横浜、湘南台駅など相模鉄道本線、いずみ野線の駅でアクセスポイントを提供します。駅のポータルページでは時刻表など駅・沿線情報に加え、新聞雑誌などのキオスクコンテンツを中心に駅、沿線の方への利便性を考慮したサービスを提供します。

●凸版印刷:
PDA向けのダウンロード型コンテンツ*22を販売する総合サイト「@irBitway(エアビットウェイ)」を、駅やコンビニエンスストアのポータルサイトへ提供します。ユーザが、「書籍」を購入するようにコンテンツを気軽に入手でき、いつでもどこでも閲覧ができるサービスを提供します。配信するコンテンツも、読売新聞社、講談社、マガジンハウス、兼松コミュニケーションズ等、各業界の有力コンテンツがラインアップされています。

●イリンクス:
「キオスクコンテンツ」の中心となるPDA向けダウンロード型コンテンツのビューワソフトおよびコンテンツのパッケージ化技術(チャンネル技術)を提供します。

●日立製作所:
無線LAN機能内蔵の携帯情報通信端末「NPD-10JWL」やVoIPを実現するためのネットワークインフラに適したネットワーク機器などを提供します。

●NECカスタマックス:
無線LANインターネットサービス、無線VoIPサービスに適したモバイルノートパソコンを提供します。

●沖電気:
VoIPサービスを提供するネットワークシステム、また、ビジネスユーザ向けにオフィスの無線LAN化、VoIP化を実現する無線機能搭載ビジネスホン装置を提供します。

●コンパック:
ジャケットコンセプトを持つ高性能携帯情報端末「Compaq iPAQ Pocket PC」、無線LANファミリ「Compaq WLシリーズ」を核に、Bluetooth機能またはIEEE802.11bなど標準規格準拠の無線機能をサポートしたモバイル端末およびVoIPを含むモバイルコミュニケーションを提供します。

●日本ベリサイン:
国際標準ローミングで必要となるサーバ証明書、ユーザ証明書の発行システムを提供します。国際標準ローミングシーケンスで求められるユーザ認証には、日本ベリサインのサーバ証明書、クライアント証明書を利用する予定です。

●Commil:
Bluetooth無線アクセスポイントに加え、アクセスポイント間相互の端末移動に対応した機能(ハンドオーバ機能)を持つネットワークシステムを提供します。

●タカラ:
子供および女性を主なターゲットとした無線LANインターネットアクセス環境に適した情報玩具のご提供とともに、「リカちゃん」に代表される豊富なコンテンツ資産を活用したエンターテイメントサービスを提供します。

●神鋼商事:
PDAに搭載可能なインターネット電話ソフトウェア「NetiphonePDA」を提供します。

●Microtune:
Bluetooth音声通信技術によるIP電話端末などをはじめとする、ワイヤレス・インターネットアクセス環境に適したソリューションを提供します。


5.技術検証・トライアルサービスの概要

  1. 実施時期
    平成14年7月上旬〜接続試験
    平成14年7月中旬〜モニタ募集
    平成14年8月上旬〜モニタへのサービス提供

  2. サービス提供場所
    東武鉄道:池袋駅・浅草駅・新越谷駅
    相模鉄道:横浜駅・大和駅・緑園都市駅・湘南台駅
    am/pm:一番町本社ビル店など数店舗
    (お客様の利用状況を判断し、順次店舗数を増やす予定)

  3. サービス内容
    (1) 利用料金
    無料
    (2) 提供サービス
    ・インターネット接続
    ・地域ポータルサイト・キオスクコンテンツ(新聞・雑誌)
    アクセスポイントにマッチした周辺地図や時刻表、ショッピングガイドなどのエリアマッチ型コンテンツ
    商品情報やお得情報などアクセスポイントオーナーのコンテンツ
    新聞や雑誌などの書籍型ダウンロードコンテンツ
    ※この他、無線VoIPについても試験的なサービス提供を予定しています。


6.商用サービスの概要

トライアルサービスの分析評価後、サービスの商用化について判断します。
  1. 開始(予定)時期
    平成14年11月を目処

  2. サービス内容
    (1) 利用料金
    基本料金として月額1500円程度を予定
    (2) 有料版書籍型ダウンロードコンテンツ配信サービス
    (3) 無線VoIPサービス
    基本料金とは別に定額1000円(程度を予定)
    一般加入電話へ発信する場合は3分10円(程度を予定)。
    (4) 提供予定エリア
    ファーストフード店、コンビニエンスストア、駅のホーム・売店などを予定

  3. モニタ募集
    モニタユーザの方へは、PDAを貸与、または低価格(値段調整中)で購入して、実験に参加していただきます。


7.事業目標

  1. ユーザ数
    2002年度末 1万人
    2003年度末 10万人

  2. アクセスポイント数
    2002年度末 1000程度
    2003年度末 2000程度
を目指します。


*印解説



本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

     沖電気工業株式会社 広報部 電話:03-3580-8950

各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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