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2001年12月26日
EMS事業拠点の長野沖電気で 鉛フリーはんだ実装基板の量産化開始
沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正)の電子機器製造とEMS事業(電子機器生産受託サービス)の拠点である長野沖電気株式会社(社長:平田 弘行)は、鉛フリーはんだ実装基板の量産を開始いたしました。
弊社では環境への取組みを企業経営の重要テーマと位置付け、1993年より環境保護活動計画を策定し環境保護活動を積極的に展開してまいりました。2001年策定の「エコ・プラン21(2001年度版)」では「国内生産製品は2003年度末までに鉛入りはんだの全廃を目指す」と目標設定し、すでに一部製品で試行を始める等グループ全体で取組んでまいりました。この度沖電気及び沖電気グループで初めて長野沖電気株式会社が、鉛フリーはんだ実装基板の量産開始を実現いたしました。
長野沖電気株式会社は沖グループの電子機器製造に加え、EMS事業を1993年度から展開しております。EMS事業においては、ユーザから「鉛フリーはんだ実装」の要求が厳しいこともあり、表面実装を主体としたリフローはんだ付けでは昨年度より量産化を実現するなど早くから取り組んでまいりました。今年度からは新たにフローはんだ付けでの実用化を実現し「鉛フリーはんだ実装技術」の量産適用開始に成功しました。
「鉛フリーはんだ実装技術」の開発については、従来からの取組みに加えて産学共同の開発プロジェクト等への参加を通して材料評価と実装信頼性評価などを進めてきました。特に鉛フリーはんだ材料組成は、品質と信頼性が現状と同等以上となる材料を対象に、リフロー、フロー、手はんだ付けの全ての工程で使用できること、特許問題が無く業界標準となる材料であることを基準に選定し、Sn-Ag-Cu系材料を採用しました。Sn-Ag-Cu系材料は従来のSn-Pbはんだよりも融点が約30℃高くなり、部品やプリント配線板の耐熱性に影響を与えることが課題となっていましたが、炉内温度バラツキの少ない設備導入や窒素雰囲気はんだ付け技術の確立により、従来の部品やプリント配線板の耐熱許容範囲での「鉛フリーはんだ付実装技術」を可能にしました。
長野沖電気では今年度中に新規開発基板の20%迄「鉛フリーはんだ付実装技術」適用を拡大し、2003年度末までに100%適用を目指します。また、EMSユーザから要望の多い、試作段階からの鉛フリーはんだ採用についても、EMSユーザの個別の材料指定にも応じられるよう、設備対応、実装技術対応を行っていきます。
また、弊社では「鉛フリーはんだ付実装技術」に対応した部品データベースを構築し、本年7月にサービスを開始した電子部品情報検索ASPサービス「COINServR-Net」(コインサーブ・ネット)上で公開して参ります。
- 長野沖電気株式会社の概要
| 本社・工場: | 長野県小諸市耳取965番地 |
代表取締役: 社長 | 平田 弘行 |
| 創 業: | 昭和44年4月 |
| 資 本 金: | 1億円(沖電気工業株式会社90%、沖電線株式会社10%出資) |
| 従業員数 : | 374名 |
| 生産品目 : | OA機器製造、自動機器制御部製造、電子機器製造 |
- 沖電気が参加した鉛フリーはんだプロジェクト
| (1) | プロジェクト名: | 鉛フリーはんだ規格化研究開発プロジェクト |
| 主 催: | 日本溶接協会JWES |
| 委 員 長: | 大阪大学 竹本教授 |
| 内 容: | 材料基礎評価 ・各半田材料基本特性確認 ・プロセス条件変化による各種材料継手特性確認 ・評価・試験方法の標準化 |
| (2) | プロジェクト名: | 鉛フリーはんだ研究専門委員会 |
| 主 催: | 日本電子工業振興協会JEIDA |
| 委 員 長: | 東京大学 須賀教授 |
| 内 容: | 実用評価 ・各半田材料/部品形態/部品めっき(SnPb/鉛フリー)の組合せによる継手特性確認/信頼性評価 |
| (3) | プロジェクト名: | 環境対応次世代接合技術の開発(EFSOT) |
| 主 催: | 製造科学技術センタIMS |
| 幹 事 会 社: | 株式会社日立製作所 |
| 内 容: | 詳細評価 ・高精度半田付けプロセス技術開発 <セットメーカー他> ・構成金属元素の生物学的影響評価 <医学部他> |
- COINServは、沖電気工業株式会社の電子部品情報データベースの登録商標です。
- また、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部 電話:03-3580-8950
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