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2001年11月6日
沖電気工業株式会社 カリエント・ネットワークス
沖電気とカリエント、 次世代光ネットワークシステム展開で提携
〜最先端のオール光クロスコネクト装置の国内販売開始〜
沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、社長:篠塚 勝正、以下、沖電気)とCalient Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、President and CEO:Charles M. Corbalis、以下、カリエント)は、次世代光ネットワークのコア装置となるオール光クロスコネクト装置(注1)(DiamondWaveTM、ダイアモンドウェーブ)の販売契約を結び、日本での製品販売を開始しました。
沖電気では、日本の大手通信事業者である日本テレコム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:村上 春雄)、KDDI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小野寺 正)から、既に受注しております。引き続き各通信事業者の光ネットワークへ積極的に導入展開して参ります。
インターネットをはじめ多様なネットワークサービスの利用増大、ブロードバンド対応ニーズの顕在化に伴い、爆発的なトラヒック増大に対応でき、拡張性を持つネットワーク構築が通信事業者の大きな課題となっています。そのため、超高速の光ネットワークの構築、拡大が必須となっています。
さらに、各通信事業者間の競争激化に伴い、通信コストの低減要求と新しいサービスへの迅速な対応が求められています。WDM(注2)等、光通信の技術が格段の進化を見せていますが、現状の光通信技術では、各波長ごとの受信、増幅、中継等を、光から電気信号に変換して行うため、設備と運用コストが非常に高くなっています。
カリエントの開発したダイアモンドウェーブは、次世代オール光ネットワーク実現のキープロトコルであるGMPLS(注3)を実装した業界最先端のオール光クロスコネクト装置です。
GMPLSをサポートするルータおよびWDM装置と組み合わせ、キャリアサービスに適合した柔軟でしかも信頼性の高いネットワーク構築を可能とします。光ネットワークにおける波長、帯域などのリソースを、負荷や障害状況に即応して、瞬時にしかもオンデマンドに変更できるので、ネットワーク運用者の負荷を大幅に軽減できます。
また、通信事業者にとって今後ニーズが高まってくる波長貸しや専用線の時間貸しといった新しいサービスを迅速に、しかも安価に実現できるソリューションになります。
本装置導入の大きなメリットとして、電気信号に変換せず光信号のままクロスコネクトを行うO-O-O方式(注4)の採用により、従来のO-E-O方式(注4)と比較して十分の一以下となる大幅な省電力があげられます。設置スペースも、O-E-O方式の従来製品と比べ五分の一以下の業界最小規模であり、省スペースにも大きく貢献します。
さらに、光信号のままクロスコネクトを行う装置であるため、信号の速度、プロトコルなどに依存せず、単一の光インタフェースで様々な装置からの信号を収容可能です。将来テラビット、ぺタビット級へのインタフェース速度のアップ時や別装置導入時も、初期導入のダイアモンドウェーブでそのまま対応でき、ブロードバンド化の大きな流れに柔軟に対応できます。
沖電気とカリエントは、カリエントの世界最先端の製品と、沖電気の有する光ネットワークシステムのコンサルテーション・構築・保守までのシステムインテグレーション力により、次世代光ネットワークソリューションの通信事業者へのご提供による、ブロードバンドサービスの早期実現と円滑な運用への貢献を目指して参ります。
【販売計画】
2005年度までに500億円以上の売上を目指します。
【製品概要】
DiamondWaveTM(ダイアモンドウェーブ)は、次世代の全光ネットワークを実現するためのGMPLS機能を搭載した、業界最先端の光クロスコネクト装置です。
コア構成部品である光スイッチ部は、MEMS技術(注5)を用いたマイクロミラーで構成され、業界最高水準の小型・低損失を実現しています。
装置としても1架で入出力各1024ポートを収容し、ノンブロッキング(注6)でクロスコネクトすることが可能です。
【ご参考】
- (注1)光クロスコネクト
- 入力された光信号を任意の出力先へ切り換えるシステム。
- (注2)WDM(Wavelength Division Multiplexing。光波長分割多重)
- 波長の異なる複数の光を使用し各々の光に情報を乗せ、一本の光ファイバに多重する技術。
- (注3)GMPLS(Generalized-multiprotocol Label Switching)
- ラベルを用いて様々な信号情報の経路を制御するプロトコルで、光ファイバや波長を用いたオール光ネットワークを制御するために必須となる技術。
例えば、IP網とWDM網との間で、制御情報をやりとりするために必要となる。
IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化作業が進められている。
- (注4)O-O-O方式、O-E-O方式
- O-O-O方式とは、受信した光信号を光のままクロスコネクトし、光信号を出力する光クロスコネクト方式。
これに対し、受信した光信号を一旦電気信号に変換し、電気レベルでクロスコネクトし、再度光信号に変換して出力する方式をO-E-Oと言います。
(OはOptical[光]、EはElectric[電気]の頭文字をとったもの。)
- (注5)MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)
- 半導体微細加工をベースとした微小電気機械システム。ミラーを用いたMEMSが大規模光スイッチの機構として最適との考え方が有力。
- (注6)ノンブロッキング
- トラヒックが全くブロックされることなく、流れること。反対はブロッキング。
<資料>光ネットワークソリューションビジネスへの取組〜光クロスコネクトの市場展開〜 [PDF459K]
- Calient Networks、the Calinet Networks logo 及びDiamondWaveは、Calient Networks, Inc. の商標または登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
沖電気工業株式会社 広報部 電話:03-3580-8950
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