平成7年5月29日
沖電気工業株式会社

平成6年度 決算概要

1.1.当期および次期の概況

(1)当期の概況

 当期のわが国経済は、減税の実施、夏場の猛暑効果などにより個 人消費の一部に回復の動きが見られたものの、民間設備投資が低迷 し、円高も進行するなど、依然として厳しい状況となりました。

 このような事業環境のもとで、当社は会社再建に向けて「経営再 建計画大網」の諸施策を着実に実行してまいりました。

 当期の業績は、プリンタ、ファクシミリおよびこれに関連する事 業を、10月に当社の全額出資子会社に営業譲渡を行ったこともあり、 売上高は減少いたしましたが、損益面では、原価率の改善および経 費の削減に努めたことに加えて、メモリを中心とした半導体製品の 好調の持続などにより、前期を大幅に上回る改善をはかることがで きました。

 すなわち、受注高は前期の5,710億円に対し9%減の5,223億円と なりました。売上高は前期の5,655億円に対し5%減の5,363億円と なりました。損益につきましては、経常損益は前期の38億8千4百万円 の利益に対し415億9百万円の利益となりました。当期損益は、当社 の全額出資子会社である(株)沖電気カスタマアドテックへの出向 社員の同社への移籍に伴う退職給与引当金特別繰入額、固定資産処 分損など89億8千2百万円の特別損失を計上いたしましたが、前期の 29億3百万円の損失に対し296億5千3百万円の利益となりました。

 連結の業績につきましては、売上高は前期の6,515億円に対し微 増の6,569億円となりました。損益につきましては単独と同様の傾 向となり、経常損益は前期の83億8百万円の利益に対し464億9千4百 万円の利益、当期損益は前期の17億5千万円の損失に対し322億6千8 百万円の利益となりました。

(2)次期(平成7年4月1日〜平成8年3月31日)の業績予想

 単独の次期見通しにつきましては、昨年10月のプリンタ、ファク シミリ事業の営業譲渡による売上高の減少、本年3月来の急激な円高 ならびに市場価格の下落傾向による売上高および損益面への影響な ど、厳しい状況にありますが、次に示すとおり200億円の経常利益を 確保したいと考えております。

《単独》
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|    売    上    高  |   受    注    高   |  経   常   利   益 |  当   期   利   益  |
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|        5,000 億円  |        5,000 億円  |         200 億円   |         100 億円   |
+--------------------+--------------------+--------------------+--------------------+
|  当期比  6.8 % 減 |  当期比  4.3 % 減 |  当期比 51.8 % 減 |  当期比 66.3% 減   |
+--------------------+--------------------+--------------------+--------------------+
《連結》
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|    売    上    高  |  経   常   利   益 |  当   期   利   益  |
+--------------------+--------------------+-------------------+
|        6,500 億円  |          220 億円  |         100 億円   |
+--------------------+--------------------+-------------------+
|  当期比  1.1 % 減 |  当期比 52.7 % 減 |  当期比 69.0 % 減  |
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1.2.配当政策

 当社は、今後の事業展開を勘案して研究開発投資、最新鋭製造設 備の導入など企業体質の一層の充実・強化をはかりつつ、株主には 収益に対応した安定的な配当を行うことを基本方針としております。

 しかしながら、当期につきましては、依然として繰越損失を解消 できませんので、前期に引続き無配とさせていただきたく存じます。

 平成7年度につきましては、現状の業績見込のもとで、年3円の配 当を予定しております。

 平成7年度復配は当社再建計画の目標であり、目標実現に向けて全 社一丸となり取組んでまいりたいと存じます。


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